ご自身の細胞から抽出した『成長因子』を活用する新しい治療方法です。ひとが生まれながらに持っている、自然治癒力を利用した再生医療。膝の痛みに新しい治療方法として注目されております。血液の細胞成分から血小板を多く含んだ成分だけを取り出したPRP(多血小板血漿)を傷ついた個所に注入。血小板に含まれる『成長因子』のはたらきを利用して、細胞の成長や増 殖を促します。当院ではセルソース株式会社のPFC-FDを使用しております。PFC-FDとはセルソース社の厳格に管理された再生医療センターにおいてPRP(多血小板血漿)を作製し、さらに成長因子を濃縮して成分を高めたもので、無細胞化と凍結乾燥の処理を施しパウダー状に調製するため、当クリニック内において常温での6か月間の長期保存が可能です。
治療費:17万6千円(税込)
※治療費には診察・レントゲン撮影・関節内への注射・PFC-FDの保管代を含みます。
高齢化社会の中、骨粗鬆症加療の重要性が指摘されております。65歳以上の女性や70歳以上の男性、骨粗鬆症に関係する基礎疾患をお持ちの方は健康保険を用いて検査ができますが、それらに該当しない方も『隠れ骨粗鬆症』が潜んでいることがあります。特に今後、出産をお考えの女性は妊娠および授乳により骨密度は低下します。妊娠前の骨密度測定により現在の骨の状態を把握しておくことは非常に重要です。人生で最も喜ばしい出産という時期での骨折を予防するため是非骨ドックをご検討ください。
当院での骨密度は全身型DXA法を用いて行っております。また骨質を測定できるTBS(海綿骨スコア)も同時の撮影で可能です。DXA法はレントゲンを使用していますので妊娠中の方はご利用いただけません。
※骨ドック開始のきっかけは、出産後に椎体骨折を生じ辛い思いをした患者さんを経験し、今後このような事が生じないように始めたものです。
費用: 3960円(税込)
※費用にはDXA法(腰椎・股関節・TBS)・診察が含まれております。
帯状疱疹の不活化ワクチンが50歳以上の方に日本でも接種可能となりました。帯状疱疹は水ぼうそうに罹った後に体内に住みついた水痘ウィルスが原因で、免疫力が落ちてくると発症します。症状としては神経痛を起こし、その神経に沿って水ぶくれを伴う発疹を生じます。日本人の90%が発症すると言われ、特に50歳以上の方では発症の危険性が高まります。帯状疱疹の怖いところは治った後でも罹患した神経に痛みを起こすことです。帯状疱疹後神経痛(PHN)と言われ、帯状疱疹に罹患した人の約2割におきます。一度PHNがおきると難治性であり痛みに悩まされます。
帯状疱疹ワクチンには現在2種類のものがあり、不活化ワクチンと生ワクチンです。不活化ワクチンであるシングリックスは帯状疱疹の予防効果が生ワクチンより高く、また関節リウマチの治療中の方にも接種可能です。特に現在、関節リウマチの最新治療であるJAK製剤では帯状疱疹の発症リスクが高いと言われておりJAK製剤を使用している患者さんでは接種を推奨させていただいております。
対象:50歳以上の方
費用:2万2千円(税込)/回
2ヶ月間隔で計2回接種が必要です。
相模原市のもろほし整形外科クリニックはリウマチ、リハビリ治療を通して患者さんの快適な日常をサポートします。